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お味噌つくりに思うこと

更新日:2024年3月6日




ここ最近の発酵ブームで「手作りの味噌」も注目されるようになってきましたね!

長女がお腹にいる時、26年前になりますが

初めてお味噌つくりに参加しました。

二人目も生まれるし、子ども達には添加物のない安全なものを食べさせたいという思いと

試食させてもらったお味噌が美味しくて作ってみたいなぁという興味からのスタートでした


煮た大豆を持ち寄って

生糀と煮大豆を混ぜて潰して
















お塩を混ぜて味噌玉作って容器に詰める

1人だと地道な作業ですが

みんなでワイワイ言いながら作ると楽しく

あっという間に出来上がります。


長女が生まれてからは

煮大豆やお塩などの材料を持って

子ども達を連れて出かけるのが大変だったので

わが家にお味噌のお仲間に集まってもらって作っていました。


そんなこんなで気づけば26年!

(26年…我ながら驚く笑)


子どもが起立性調節障害を発症して

登校できなくなり、昼夜逆転していた時は

「大豆を糀を潰す電動ミンサーの音がうるさくて眠れない!」

「頭痛の時には勘弁して~」

というクレームもあり

みんなでワイワイお味噌が一旦途絶えた時もありました。

それでも、わが家のお味噌は子どもの体調をみながら

夕方からだったり、音が聞こえないようにキッチンに籠って作っていました。

長女は調子のよい時は、手伝ってくれていたので

いつの間にかお味噌が作れるまでになりましたよ!

味噌玉を詰めるのは私よりも上手になりました💦



10年近く前になるかなぁ?

起立性調節障害のNPOで一緒に活動している役員さんや

NPOの親の会で知り合った人たちと

子どもの塩分補給の話になった時に

お味噌を作っていること話したのがきっかけ


試食してみて!と渡したお味噌でお味噌汁を作ったら

ご家族から「美味しい!お味噌変えた?」という反応に

お味噌作りたい!というリクエストをいただき

みんなでワイワイお味噌作り!が復活しました。


他にも発酵食品に興味のある友人

お味噌作ってみたかった!という人

お母さんとお孫ちゃんと3世代で参加

起立性調節障害を経験した長女の高校の先輩が

結婚して自分の家庭用のお味噌を作るために参加したり


その当時、ママにおんぶされて参加していたEちゃんが

保育園に入り、今度は一緒に味噌玉作り!



そのEちゃんに味噌作りを教えてあげたのが

お腹の中にいる時から参加していた長女

こうして日本の伝統食のお味噌作りが繋がっていってくれると

嬉しいなぁ




年に一度のお味噌作り

中にはこのお味噌作りの時に合う人もいるのですが

「このお味噌作りがあるから、みんなに会える」と楽しみに来てくれる人もいます。


長く続けていると

参加された人たちの歩みを感じることができます。


今年も皆さんが元気に参加してくれたこと

そしてまた来年も出来上がったお味噌の感想を聞きあいながら

楽しく参加してもらえると嬉しいなぁ




そして最後になってしまいましたが、お伝えしたい私の思い


お味噌は寒の寒さに厳しい時期に仕込み

暑い夏を乗り越えて発酵熟成していきます。


それまでは直射日光を避け、湿気のない場所でただひたすら寝かして熟成の時を待ちます。



熟成前







熟成後







子どもが起立性調節障害を発症し家で過ごすようになった時に思ったんです

熟成の時を待つお味噌と似てるなぁって…


学校にも行けず

何もせずに過ごしているように思われがちだけど


思うように動けないことへのもどかしさ

先の不安や辛さ、悔しさを抱えて過ごしている。

自身の現実に向き合っている。


何がしたいか、何ができるかを考える時間。

落ち込むこともあるだそうし

その中で気づくこともあったり…


今は発酵期間中なんだなぁと…

私たちができることは、発酵し熟成していくための環境作りと

子どもが自ら発酵(成長)していく力を信じて

成長のための栄養素を補ってあげることかな~

間違っても腐敗させてしまわぬように


これまで作ってきたお味噌

一緒に作った仲間と食べ比べてみるとどれも味が違うんですよ!

大豆の煮加減、塩の違い、保存しておく場所(環境)の違いがあるのだと思います。

今年はどんなお味かな?

「待っていたよ」と楽しみに蓋を開けます。


今、発酵熟成中の子ども達

あなたはこれからどんなことをしたいと思うのかな

あなたがやりたい事をみつけられるといいな

そしてそれを達成できるようになるといいね

たとえ今体調が悪くても

子ども達の将来を楽しみにして待てる親でありたい


出来上がったお味噌の蓋を開ける時

そして次のお味噌を仕込む時にいつも思うことです


次回は

お味噌作りのワークショップに参加してくれた子ども達の様子を

お伝えしようと思います。


読んでいただきありがとうございました(^▽^)













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